2017年度 理事長所信

雲外蒼天

~すべては 明るい未来のために~

理事長 宇賀 広実

基本方針

・ 会員拡大        ~共感、共鳴そして共働へ~
・ 未来のひとづくり    ~信念を持ち人間力溢れるひとへ~ 
・ 次世代の未来をつくる  ~夢や目標を抱く青少年育成 ~ 
・ 未来へつなぐ組織づくり ~魅力溢れる組織へ~

~はじめに~

 私は2007年に一般社団法人島根大田青年会議所に入会しました。高校を卒業してから約7年間、市外で職に就いていたことから、市内に殆ど知り合いがいなかった私は、青年会議所に誘われた時、少しは知り合いが増えるかもしれない、という軽い気持ちで青年会議所の門を叩きました。入会当初はメンバーの志の高さや人間としての資質の高さに驚き、自分には到底真似できないと思いながら活動をしていました。しかし、先輩や入会同期のメンバーと一緒に活動する中で、見えていなかったものに気づき、大田市というまちやそこに住む人について真剣に考え、学ぶ機会をいただき、少しずつ理解するにつれ、自分の中にある価値観が大きく変わり始めました。私は青年会議所で、理解してくれる人や、支えてくれる人がいかに有難い存在であるかに気づきました。今まで見えていなかった価値に気づいた時には、自らそれに応えようと行動し、導いていただいた方々に恩返しをする意味でも、結果を出そうと一生懸命活動してまいりました。私はこれまでの活動を通して、一つの目標に対し互いに切磋琢磨し、偽りのない本気の気持ちをぶつけ合い行う様々な事業の先には、青年会議所の目指す「明るい豊かな社会」の実現に繋がると信じています。45年前、我々の先輩方は期待と使命感をもって青年会議所を設立され、長きに亘りその時代に合った「明るい豊かな社会」を目指し活動してまいりました。これまでの長い歴史を弛まぬ努力により作り上げて来られた諸先輩方に感謝すると共に、その歴史をしっかりと継承していかなければなりません。そのためにも、我々現役世代が様々な困難に立ち向かい、その先にある明るい未来へ向かって行動することが大切です。2017年度理事長という大役を務めさせていただくにあたり、これまで培った経験を余すことなく活かしながら青年会議所活動に邁進してまいります。

会員拡大 ~共感、共鳴そして共働へ~

 我々青年会議所会員は20歳から40歳までという限られた期間の中で活動しており、それは新たな仲間を積極的に迎え入れ続けなければ、会員数が減少していくことを意味します。近年、一般社団法人島根大田青年会議所でも会員数の減少が喫緊の問題であり、このまま会員の減少が続けば、今後我々が活動を行う上で支障をきたすと考えられます。継続的に会員拡大を行うことにより、同じ志を持つ仲間が集うことは非常に重要だと考えます。そして、青年会議所運動の三信条「修練」・「奉仕」・「友情」を通して経験を積んだ人財を生み出していくことこそ、地域の未来のために重要な運動なのです。しかしながら、単純に会員数を増やせばいいのではありません。入会した当初は我々がどのような理念をもって、どのような運動を行っているのか理解出来ず、先輩方が行ってきた事業、そしてこれから我々が行う事業の趣旨すら理解していないかもしれません。そのような状態のままではいずれ志が低くなり、出席率の低下を招き、最悪の場合は退会へと繋がることも考えられます。そのような状況を避けるためにも、新入会員のフォローアップに力を注ぎ、我々が行っている活動や運動に対する意識の向上や、受け継がれている想いを伝えなければなりません。 会員拡大をするためには、JC運動が地域社会の共感と共鳴を得る事が必要です。そして意義・目的・必要性を常に全員が意識し続け、具体的な行動を起こさなければなし得るものではありません。この青年会議所で経験できる多くの機会を発信し、青年会議所に対する情熱を伝えましょう。

未来のひとづくり ~信念を持ち人間力溢れるひとへ~

 青年会議所は様々なことを学べる「学び舎」であるとよく言われます。社会人になると、自ら学ぼうという姿勢が無いと何も得る事ができなくなります。そのような中で、この青年会議所では、単年度制で毎年所属と役職が切り替わり、自らが率先して行動することで多くの学びを得られる組織であります。しかし、その機会は与えられるものではなく、待っていても得られるものでもありません。この素晴らしい機会をどう活かすのかという事が重要ではないでしょうか。 現代の社会は、パソコンや携帯電話などで手軽に情報の取得や会話が繋がり、非常に恵まれています。時間をかけて調べたり、人に聞いたりすることがなく、効率的に知ることができます。 しかし、その裏側にある危惧すべきことは、面と向かったコミュニケーション力不足や、思考力不足であり、効率的で非常に手軽で簡単な手段を取ることで、大切なものがすっぽりと抜けてしまう可能性があるということです。物に触れて感じ、相手を見て感じ、物事に面と向かって感じ、そして対話の中で生み出していくという経験をすることで、自信と説得力を持つことができます。そこに初めて自らの意思が生まれます。その意思が信念となり夢へと繋がるのです。信念のこもった夢があればこそ、目の前にある壁を、乗り越えていくことができるのです。

次世代の未来をつくる ~夢や目標を抱く青少年育成 ~

 青少年という時期は、大人になるための準備期間であり、人格の基礎を形成し、将来の夢や目標を抱いて自己の可能性を成長させる時期だと言われています。現在の日本は昔と違い、物が溢れ、生きていくだけならそんなに困ることなく生活できるレベルに達していて、物事に対して無気力、夢や目標を持ちにくい時代などとも言われています。こんな時代だからこそ、夢や目標に向かって努力していく青少年を育成することが必要だと思います。また、子供のころの思い出は、その後の人格形成に大きく影響するものであると思います。様々な経験や体験を重ねることで豊かな感受性が育まれ、好奇心が目覚めます。感受性は物事の本質を感じる力、感動する力、人々の想いを受け取る力へと繋がり、好奇心は行動する意欲へと繋がります。頭で考えているだけではただの知識でしかありません。それに実際の経験や体験がともなって初めて知恵となります。知恵は今後の人生を力強く生きていく力になると思います。人は様々な体験を通して、自ら考え、夢や目標を見つけ出し行動していきます。その体験を積み重ね、困難を乗り越え、達成感からくる感動を得ることによって、夢や目標を実現する自信を抱いていくと考えます。学校や家庭では、なかなか体験できないことを事業として行っていくのが、青年会議所のひとつの使命だと私は思います。夢や目標の実現に向かって、努力することのできる青少年の育成に努めてまいりましょう。

未来へつなぐ組織づくり ~魅力溢れる組織へ~

 一般社団法人島根大田青年会議所には、45年間の歴史の中で培われた多くの素晴らしい伝統があります。これまでの長きに亘る活動で、様々な知恵を持ち寄り進化してきました。その中で価値観を共有し活動することで、大きな力を生みながら信頼関係を築き、今日まで活動を継続してまいりました。我々は、このように先輩諸兄が活動の中で培い、我々に託したものをさらに進化させて次世代に引き継ぐ必要があります。青年会議所活動には多くの気づきがあります。JC活動を展開する中で、メンバー同士が同じ目的を持って行動を共にすることは信頼関係を築きます。信頼関係の中で成り立つ組織は強固なものとなり、強固な力は地域に対する影響力も増します。この力は、より効果的な活動を展開する原動力となるのです。我々は青年会議所メンバーとしての自覚を持ち、次世代のために未来を見据えた組織づくりをしていく必要があるのです。 また、私達の活動を拡げる上で、情報発信は重要な役割を持っています。情報発信を効果的に行うには、伝える手段について考えるのは勿論のことですが、誰に何を伝えるのか、何のために伝えるのかということをしっかりと考えなければなりません。単なる事業告知や報告の発信にとどまらず、私達の活動を拡げるための情報発信ということを意識して、積極的な広報活動を展開してまいりましょう。


おわりに

 「雲外蒼天」この意味は困難を乗り越え、努力して克服すれば快い青空が望めるという意味です。 我々は、この地域に生きる青年として、率先して未来を切り開き、開拓者として自らを律し、品格ある青年でなくてはなりません。出来ないと諦めることは簡単です。その先に何があるでしょうか。挑戦する魂を磨いていきましょう。実現が困難な事業をやりきったあとの充実感や高い目標を達成した時の充実感をメンバー全員で共有しましょう。各自が未来に描くイメージを持ち、その目的を達成するには何が必要なのか考えていきましょう。 明るい未来のために・・・・