スローガン

基本方針
はじめに
昭和50年代、私が小学生だった頃、大田市駅前を初めとする商店街は賑やかで、みんなが夢を語る時代でした。しかし1990年代のバブル景気の崩壊、そして、2008年秋に100年に一度と言われる世界同時不況、加えて、戦後日本の繁栄を支えてきた様々な社会システム・制度が狂いを生じ始めています。
また、大企業も減収からくる派遣切りといったリストラによる雇用不安、公共工事縮小による地方の主産業の一つである建設業の減収による倒産増加といった地域産業の暗い話題が多くあり、人々が将来への夢さえも描けなくなった時代なのではないでしょうか。私たち(社)島根大田青年会議所は、先が見えない時代だからこそ地域の課題に真摯に向き合い、地域から求められる組織であり続けるよう、私たちメンバー一人ひとりが「自分たちの地域は自分たちで創る」という志を持って、どんな困難があっても成すべき事は成すという気概を持ち、みんなが夢を語る時代にするために活動すべきと考えます。
夢を描く輝ける次代のおおだ
私たちの住むこの地域には、地域固有の文化・伝統・歴史・自然・産業という財産があります。その財産を「地域の力」と位置づけて、市内外に地域の力を発信する共感と協働による事業を2007年・2009年の2回開催しました。
共感と協働による事業を行うことによって、地域の住民が一体となって取り組み、大田市は素晴らしいまちだと自信と誇りを深めることができ、そして新たに地域のアイデンティティーを作り上げていくことが、自立した地域社会の実現に繋がるのです。
また、地域の大人や親そして地域の宝である子どもたちを対象とした事業として、2007年・2008年に日本青年会議所の協働運動である倫理道徳並びに環境プログラムを積極的に実施し、子どもたちに感謝の気持ちや自然環境を守ることの大切さ、先達を敬う豊かな心を学び、そして2009年には、人間本来の生きるための知恵や感謝のこころを養う事業を行って参りました。
子どもは体験を通して学びを得ていきます。その学びは夢の糧となり、夢を紡ぎます。青年会議所は、家庭では体験できない、地域での交流や、共同体験を通じて、この地域の次代を担う子どもたちを健やかに育むための機会を創出しなくてはなりません。
以上のように私たちは様々な活動を行ってきましたが、現在の私たちを取り巻く環境は、JCしかなかった時代とは違い、多様化しJCもある時代になり青年会議所の存在価値が問われてきています。これからの青年会議所活動は、地域における多様な主体と連携することにより様々な課題を解決していく力「地域力」の向上が重要です。「地域力」とは、人と人が繋がる力(組織力)、目的を共有し、協力して助け合い達成する力(協働力)、課題を見つけ出し、より望ましい方向に変えていこうとする力(改革力)が合わさった総合的な力です。地域社会の問題について市民や企業をはじめとした地域の住民が、「地域振興」「子どもの教育」「地域防災」等々の課題を認識し、協働を図りながら、地域問題の解決や地域としての価値を創造していくための力を養います。
次代を担う人材として
青年会議所には、多種多様な職種のメンバーが在籍しています。その中で自分の経験や常識だけで自分を形成しては、青年会議所に入会した意味はありません。各々の会社の規模・理念・哲学は異なっていても、青年会議所では同じ志の下、活動を展開します。その同じ志の下で活動するためには、得意分野のみならず不得意分野に対しても果敢に挑戦する姿勢が必要です。また、今一度、自分を見つめ直し、これまでの自分は何をしてきたのか、いま何をしようと思っているのか、これから何を目指していくのかを整理し、自分なりのしっかりとした答えを見つけ、自問自答することで、自分に足りないこと、人の教えが必要なことがわかってきます。
次代を担う人材となるためには、青年経済人としての必要なスキルの習得や自己を知る大切さ、他者との関わり方といった人間力の開発が必要と考えます。そのような人の周りには人が集まり、その中で指導力を発揮することができる人材を育成します。
積極的に行う会員交流と会員拡大
近年、青年会議所の会員は全国的に減少傾向にあり、2009年度日本青年会議所では、45,000人必達プロジェクトとして会員拡大を各地で取り組まれています。(社)島根大田青年会議所は、近年会員数約30名を維持していますが、今後3年間で半数の会員が卒業します。会員数30名以上を維持するためには、今一度、会員一人ひとりが、青年会議所活動の理念を理解し自覚と責任感を持って行動することが必要ではないでしょうか。
また、私たちの活動を、地域社会に広く伝えるためには、同じ志をもったメンバーが地域社会に多くいることが必要です。メンバーが多ければ、多いほどその活動は広がっていきます。そして、新しい仲間は、新たな力を吹き込んでくれます。会員拡大は会員拡大担当委員会だけが行う事ではありません。会員全員で会員拡大を行い、一人でも多くの同志を増やしましょう。
また、青年会議所活動の魅力の1つに、沢山の人と出会う機会があります。日本青年会議所、中国地区協議会、島根ブロック協議会といった出向で、各地青年会議所メンバーとの出会いがあります。各出向者は、それぞれの出向先でその場、その時間でしか経験できないことや、多くの学びを得られます。ぜひ積極的に、その機会を活かし、そこで得た貴重な経験や出会いを(社)島根大田青年会議所にフィードバックし、さらには自身の今後の活動に活かしてください。
そして2010年度は、7年ぶりに中国地区協議会会長を島根ブロック協議会内より輩出します。(社)島根大田青年会議所からも中国地区協議会、島根ブロック協議会へメンバーを輩出し、出向者に対する支援を行うとともに、各種事業への積極的な参加をしていきます。
有事ネットワークと防災意識の向上
2009年夏、山口県防府市や兵庫県佐用町で局地的な豪雨による豪雨災害が起こり甚大な被害をもたらしました。実際に私たちの地域で災害が起こった時に私たちは何ができるのでしょうか。地震・局地的な豪雨等の有事が起こってから何ができるのか考えるのでは遅いと思います。まず、防災・減災といったことに対して意識を向上させることが必要です。そして有事が起こる前に災害支援体制について検討、作成し他団体との連携といった有事におけるネットワークを構築します。
選択と検証
(社)島根大田青年会議所を含む全ての公益法人は、2008年12月1日の法律完全施行日から5年以内に公益社団法人を目指すのか、一般社団法人を目指すのか、選択しなければなりません。我々(社)島根大田青年会議所は2007年度から2009年度に掛けて勉強会や意見交換会を行ってきました。2010年度は、今後の課題を協議しながら、(社)島根大田青年会議所が実現可能な行動計画を考え、会議体を中心として調査・研究を行い、公益社団法人格取得を目指します。
また、指定管理者として大田市勤労青少年ホームの運営・管理を始めてから2010年4月で4年目となります。2011年の創立40周年の年に契約満了を迎えその年に検証・検討するのではなく2010年度に検証し指定管理を取得しようとした目的や今後の対応について議論し準備を始めなければなりません。」いつの時代も生き残れる組織は、変化に柔軟に対応できる組織だけです。
おわりに
人にはそれぞれ分岐点があります。私の分岐点は、2000年です。この年は、私の人生すべてに於いて環境が変わった年で、父が亡くなった年であり、青年会議所活動では、本当の意味での青年会議所活動が楽しいと思った年です。
2010年度が、皆さんに正しい道を選択したと言っていただけるように、志を高く持ち活動してまいります。
二 度 と な い 人 生 だ か ら 志 を 高 く 持 と う
愛 す る 我 が ま ち だ か ら 夢 を か た ち に 変 え て い こ う
二 つ と な い 国 だ か ら 日 本 の 未 来 を こ の 手 で 創 ろ う
か け が え の な い 地 球 だ か ら
す べ て の も の と と も に 生 き よ う
時 代 を き り ひ ら く の は 我 々 青 年 の 使 命 で あ る
(日本青年会議所 2000年代運動指針)








