石見銀山
石見銀山遺跡の紹介
石見銀山(いわみぎんざん)は、島根県大田市にある戦国時代後期から江戸時代前期にかけて最盛期を迎えた日本最大の銀山(現在は閉山)です。鉱脈は石見国東部、現在の島根県大田市大森の地を中心とし、同市仁摩町や温泉津町にも広がっていました。日本を代表する鉱山遺跡として1969年(昭和44年)に国によって史跡に指定され、2007年(平成19年)7月2日、世界遺産委員会でユネスコの世界遺産(文化遺産)への登録が決まりました。そのポイントとして、一般に銀山開発においては銀の精錬のため大量の薪炭用木材が必要とされていましたが、石見銀山では適切な森林の管理がなされたことによる環境への負荷の少ない開発がなされ、今日に至るまで銀山一帯には広葉樹などを含む森林が残されてきている点が特に評価されています。
![]() 上空から見る大森町 |
石見銀山の発見し本格的に開発したのは博多の商人・神屋寿貞(かみやじゅてい)であるとされています。商船で移動中、海上から山が光るのを見た神屋寿貞は、領主大内義興の支援を得て1526年(大永6年)3月、銀峯山の中腹で地下の銀を掘り出しました。この後、1923年の休山まで約400年にわたって銀が採掘されたことになります。1533年(天文2年)には、神屋寿貞が博多から宗丹と桂寿を招き海外渡来の銀精錬技術である灰吹法に日本で初めて成功し、この技術によってより効率的に銀を得られるようになり、この技法は全国の鉱山に伝えられ、日本における銀産出に大きな貢献をすることになります。灰吹法確立以前は、銀鉱石を鞆ヶ浦港(仁摩町)や沖泊港(温泉津町)まで、険しい山道を人馬によって運び、そのまま船で積み出され取引されました。銀を運んだ山道は銀山街道と呼ばれています。
![]() 中心からみた大森の町並み(北側) |
長く続いた戦国時代の銀山争奪と、以後の江戸幕府による支配と開発が続く一方、石見銀山が開発された時期は日本経済の商業的発展の時期と重なっていました。このため、製錬された灰吹銀はソーマ銀と呼ばれ、そのまま日本産銀の銘柄のひとつとして商取引に利用され、またこの灰吹銀を譲葉状に打ち伸ばし加工された石州丁銀およびその後の徳川幕府による慶長丁銀は基本通貨として広く国内で流通したばかりでなく、中国・明、16世紀後半からマカオを拠点に来航するようになったポルトガル、17世紀初めに来航したオランダ東インド会社などとの間で、石見銀山の銀を媒介とする世界規模の交易が行われました。日本の銀産出量は世界全体の三分の一(その生産量の平均は年間200トン程度、内石見銀山が38トン(10000貫)程度であったと推測)に達し、当時の石見銀山が、世界を動かす重要な役割を果たしたことは明らかです。
また、当時の面影を残す『大森の町並み』にはいろんな発見があります。代官所跡から南に1kmにわたって続くレトロな町並みには、お寺、武家の家、商いをする家、民家が軒を並べ、残されています。城下町などは武家屋敷と寺町通りのように別れていますが、一緒になっているのが大森の特徴で、昔ながらののどかな風情を感じさます。古民家を改装したカフェやギャラリー、銀細工の店などもあります。
![]() 今ではめずらしい丸いポスト |
![]() 中心から見た大森の町並み(南側) |
観光スポットのご案内
1.龍源寺間歩(りゅうげんじまぶ)
石見銀山には、大小あわせて約600箇所の間歩(坑道)があると言われています。この間歩(坑道)は銀を掘るための進入路、銀を掘る過程でできたもの、水抜きや通気用、試掘として掘られたものです。その中でも龍源寺間歩は唯一公開されている間歩で、大久保間歩(870m・未公開)に次ぐ600mの大坑道で、江戸時代前期に開発され、昭和18年まで稼動していました。壁面には当時のノミの跡がそのまま残っています。江戸時代中期は代官所直営の間歩として創業していました。中はひんやりとして冷たく、夏でも上着を必要とするほどです。
町並みから龍源寺間歩までは距離もあり、移動に時間がかかります。車椅子をご使用のお客様は清水寺前休憩所までは、通行許可証の発行により車の乗り入れが可能ですが、そこから間歩までの1キロは徒歩や車椅子での移動となります。詳しくはこちらをご覧ください。また、レンタサイクルのご利用が便利です。
![]() 間歩内部の案内板 |
![]() 間歩(坑道)の中はひんやり |
2.石見銀山資料館(大森代官所跡)
![]() 大森代官所跡と満開の桜 |
江戸時代の代官所跡で、陣屋跡とも呼ばれていました。代官とは勘定奉行の配下で、幕府直轄領の支配を担当する役人、つまり幕府直属の地方行政官でした。代官の支配高はおよそ5万から10万石でしたが、その役料はわずか150俵といたってわずかなものでした。当初銀山領では奉行による支配が行われましたが、幕府の機構改革や銀産出量の減少などを背景に、1675年から代官支配となり、江戸時代256年間に、延べ59名の奉行・代官が交代しながら銀山支配を行いました。
3.熊谷家
![]() 白壁がまぶしい熊谷家 |
熊谷家は、安芸国高松城主で毛利家家臣であった熊谷氏の一族であると言われています。17世紀には石見銀山で鉱山経営を行い、19世紀には大森の町政全般に関わる総責任者である年寄職を代々世襲しました。一方ではたたら経営や江戸末期からは酒造業を営むなど、町内でも最も有力な商家の一つとして栄えました。明治5年には、なんと松江よりも早く郵便局を開きました。平成10年5月に県内の建造物としては初めて国の重要文化財に指定され、その後、建物の解体復元を行い一般公開されています。天井の見事な梁や昔の衣類、調度品など見所満載です。
4.井戸神社
![]() 井戸神社拝殿 |
明治12年(1879年)に第19代代官、井戸平左衛門を祀って創建されたものです。井戸平左衛門が1731年に代官として着任した翌年、大飢饉が石見地方を襲い、領民は飢えに苦しみました。この惨状をみた平左衛門は年貢(税)を減らし、幕府の許可を得ず蔵の米を領民に配布するなどの救済措置をとりました。また、当時門外不出とされていた「さつまいも」を薩摩から持ち帰り、主要作物として栽培させるなど、領民の生活を安定させることに尽力しました。僅か1年8ヶ月という短期間の勤めでしたが、この地方では「いも代官さん」と呼ばれ今も変わらず敬慕されています。
5.石見銀山世界遺産センター
![]() 世界遺産センター |
石見銀山遺跡の全体像を分かりやすく紹介する総合案内施設。石見銀山の歴史と技術を紹介する展示や、石見銀山の調査・研究センターとして、最新の調査成果を公開していく施設です。3棟の建物外観は地元産の石州瓦で屋根を葺いた木造風ので、正面のガイダンス棟は大森代官所跡の表門・門長屋をモチーフとしたデザインで、落ち着いた感じの建物です。
展示室では、石見銀山の最盛期である17世紀の精錬所を再現し、当時の銀の精錬技術である灰吹法(はいふきほう)を解説します。新たにガイダンス棟がオープンし、石見銀山遺跡の間歩や街道、港、山城跡、歴史的町並みなど広範囲にわたる同遺跡の特徴や全体像、世界遺産としての価値を来訪者に広く知ってもらうための施設として、多くの観光客で賑わう石見銀山遺跡の総合案内施設としての役割が期待されています。また、周辺地には約400台の駐車場を整備し、観光バスや自家用車で訪れる来訪者が路線バスに乗り替え現地を見学する「石見銀山パークアンドライド」の拠点としても機能しています。
お知らせ
「石見銀山遺跡」は町並みと遺跡や間歩までの距離が離れており、広範囲に点在しています。世界遺産登録の決め手となった『自然との共生』が高く評価されているため、自然環境に配慮し遺跡周辺には駐車場が少なく、地元で生活する住民の方にも配慮した「歩く観光」を目指しています。したがって、観光地への車の乗り入れはできません。時間も要しますので、余裕を持ってお越しください。移動には、路線バスやレンタサイクル、ベロタクシーをご利用ください。
石見銀山へのアクセスや観光ガイドはこちらをご覧ください。
石見銀山観光案内・・・http://www.visit-ohda.jp/16.html
6.カフェのぼせモン
![]() 手作り看板が印象的 |
町並みのちょうど中間に、倉庫を改築した開放的な空間のカフェがあります。ブレイクタイム、散策で疲れた足を休めるにはぴったりのカフェです。地松を使った大きなテーブルで、「大根ジュース」を飲んでみませんか?「大根ジュースって?!」それは見てのお楽しみ・・。ランチには「石見銀山梅カレー」や「とろとろ牛すじ丼」がおすすめ。店内には、オリジナルTシャツなどグッズもたくさん。石見神楽のDVDも販売しています。
7.cafeこめ・まめ・いも
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『cafeこめ・まめ・いも』は築150年の民家を改築した和のカフェ。オリジナル衣料や雑貨が揃うノスタルジックな雰囲気漂う『群言堂』に併設するお店です。
庭を眺めながら、その名のとおり、米や豆や芋を使ったスイーツなど色々楽しめます。
ギャラリーもある店内はその素朴さが人気で、女性にぴったりの明るく素敵な空間が広がっています。
8.城上(きがみ)神社
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1812年に建造された大森の町の氏神社で、祭神は大国主命(おおくにぬしのみこと)。拝殿の格天井には画家・梶谷守休によって描かれた極彩色の龍の絵があり、その絵の下に座り柏手(かしわで)を打つと、リーンと鳴り響くことから「鳴き龍」と呼ばれています。
三瓶山
三瓶山の紹介
![]() 浮き布の池から眺める三瓶山 |
三瓶山(さんべさん)は島根県のほぼ中央にある大田市に位置し、男三瓶(1,126m)、女三瓶(957m)、子三瓶(961m)、孫三瓶(961m)からなる4つの峰が室の内と呼ばれる火口を囲んで環状に並んでいます。
女性的な山として登山者にも優しく、低学年の子どもから年配の方まで、また初心者に優しいコースがあり、トレッキングに最適です。
1963年に大山隠岐国立公園に指定されており、山麓に広がるブナ林、コナラやミズナラなどの高木が茂る自然林は、「三瓶山自然林」として国の天然記念物に指定されています。
また、三瓶町多根の小豆原地区において、約4000年前の火山活動で埋没した杉などの巨木群が発見され、「三瓶小豆原埋没林」として国の天然記念物に指定されました。大きなもので高さ12m、直径2.5mを超える幹が直立した状態で発見され、一般公開されています。
島根県を東西に分ける出雲国(出雲地方)と石見国(石見地方)の国境に位置する三瓶山は、「出雲国風土記」に伝わる「国引き神話」に登場します。八束水臣津野命(やつかみずおみつぬのみこと)は、出雲の国は狭い若国(未完成の国)であるので、他の国の余った土地を引っ張ってきて広く継ぎ足そうとし、佐比売山(さひめやま・三瓶山)と火神岳(だいせん・大山)に綱をかけ、「国来国来(くにこくにこ)」と国を引き、できた土地が現在の島根半島であるといわれています。国を引いた綱はそれぞれ稲佐の浜と弓浜半島になり、国引きを終えた八束水臣津野命が叫び声とともに大地に杖を突き刺すと木が繁茂し「意宇の杜(おうのもり)」になったといわれています。
![]() 縄文杉(館内) 4000年前の縄文杉 |
![]() 国引きの丘 |
観光スポットのご案内
1.三瓶温泉
![]() 露天風呂 |
三瓶山の南側中腹に位置する温泉。標高500m、大山隠岐国立公園のなかにある閑静な高原温泉で江戸時代から湯治場として栄え、昭和34年(1959年)までは志学温泉の名で賑わっていました。現在では避暑目的や登山、スキーなどの拠点として訪れる人も多くいます。三瓶山の名物はなんといっても神秘的な「雲海」です。初夏、雪のない晩秋の早朝にほとんどの宿の客室から見ることができ、一押しは「霧の海食堂きっ川」からの眺めです。歴史を感じる店構えと老夫婦が作る昔懐かしいヤキソバやオムライス、ジンギスカンがおすすめです。近くには共同浴場が2軒あり、日帰り利用できる宿もあります。(泉質-含塩化土類食塩水/二酸化炭素泉/泉温-39度/効能-神経痛、リュウマチ、婦人病)
![]() 神秘的な雲海 |
![]() 人気のジンギスカン |
2.西の原高原
西の原は400haもある広大な高原で、シーズンには登山やピクニックで賑わっています。また本格的な芝のクロスカントリーコースもあり、大会も開かれています。パノラマが広がる三瓶の雄大な風景は、四季を通じて多くの人々に親しまれ、かつては春秋に広い草原で、2000頭にもおよぶ和牛や馬が放牧されていましたが、近年ではその数も少なくなり、現在では西の原の一角で和牛の放牧が行われています。また、道路を挟んで一対の老木があります。「定めの松」と呼ばれ、江戸時代初期、一里塚として当時の石見銀山代官が植えたもので、樹齢は推定350年とも言われています。
![]() 西の原から見る三瓶山 |
![]() 定めの松 |
3.島根県立三瓶自然館サヒメル
![]() 三瓶自然観サヒメルと三瓶山 |
三瓶山の自然に囲まれた博物館で平成14年4月にオープン。館内には、大迫力の映像やプラネタリウムを見ることが出来る大型のビジュアルドームや「三瓶小豆原埋没林」の巨木展示、はく製を使ったジオラマや写真で紹介する「島根の自然」、天体観測施設や野鳥観察コーナーなど、見て・聞いて・触れて・体感できる展示が特徴です。館から一歩外に踏み出せば、北の原草原と三瓶自然林が目の前に広がります。近くにはキャンプ場もあり、西の原から続く山沿いの遊歩道は、自然散策のコースとして、そのほかサイクリングコースやジョギングコースもあります。
![]() 姫逃池と杜若(かきつばた) |
![]() ブナ林の中の遊歩道 |
4.三瓶そば
![]() 喉ごし良い三瓶そば |
火山灰土を主とする三瓶高原で、盆を過ぎた頃から栽培が始まります。昔から盛んに栽培されていましたが、今では面積や栽培農家の減少に伴い、生産量も減少しています。「三瓶在来」とよばれ強い香りと上品な甘みを持つ品種を、有志が大事に育成しています。石臼でゆっくり挽いた粗目のそば粉ですが、殻ごと挽いた色の黒い出雲そばと異なり、出来上がりは透明感に満ちた細い細いそばとなります。薬味には地元で栽培された三瓶わさびを摺りおろします。食せば豊かな風味と甘味
を漂わせながら喉ごしよくお腹に収まっていきます。「細いけれどコシがある」という表現よりは、「しっかりとした存在感がある」といった方が正しいでしょう。
【蕎麦工房 木の香】
■島根県大田市三瓶町志学ロ347-1(志学小中学校より約100M下って左側)
■TEL:0854-83-2813
■営業時間:(1)11:00~15:00 (2)17:00~20:00
■定休日:水・木・金(但し予約可)(火曜日は「居酒屋武蔵」で出張営業)
■駐車場:5台
【そば処沙羅】
島根県大田市三瓶町志学ロ2048 ■TEL:0854-83-2427
5.三瓶ダム
![]() |
大田市街地を貫流する三瓶川は、古くから度々氾濫を繰り返し、流域の人々に不安と多大な被害を与えてきました。
そのため『三瓶ダム』の建設のより、洪水調節・河川環境保全・水道用水の供給という目的を果たしています。ダムでは水深10mの水を吸い上げ、30mの高さで50mの範囲に噴水し、水質を悪くするプランクトンの活動を抑え、増やさないようにしています。
仁摩町
仁摩町の紹介
![]() 上空から見たサンドミュージアム |
世界一の砂時計は、観光振興・地域経済への波及効果・町づくりの拠点施設として設置されました。外観のピラミッド群は『エジプト・クフ王のピラミッドの墓室の中にあったと言われる鳴り砂と、仁摩町の「琴ヶ浜」の鳴り砂がよく似ている』ことをもとに、地元出身の建築家高松伸氏によって設計されました。大小6基からなる総ガラス張りのピラミッドは、田舎の田園地帯に群立し、異彩を放っています。昼は館内空間に陽光を導き、夜間はライトアップにより夜景を美しく彩り、とても幻想的で、ロマンチックです。
そして皆さんの記憶に新しいのが、芦原妃名子さん原作の漫画が大ヒットし、テレビドラマ化も話題を呼び、その後映画化した「砂時計」ではないでしょうか。現在・過去・未来をつなぐ恋の物語を、島根の美しい自然と共に綴った感動作です。公開後は多くのカップルや観光客がサンドミュージアムやロケ地を訪れ話題となりました。また、ドラマに出てきた一分計砂時計は、放送以来、品切れになるほど好評です。これはサンドミュージアム特性のもので、職人さんが一品一品を吹きガラスで作られた貴重な作品で大量生産が出来ないそうです。
また、仁摩町には、全国有数の鳴り砂の浜「琴ヶ浜」があります。その「鳴り砂」の保全と環境保護を願って「一年計砂時計」を設置。この大砂時計は、「砂暦」と名付けられ、1トンの砂を一年かけて落とす世界最大の砂時計です。全長5.2m、直径1mという大きな容器を使い、わずか直径0.84mmのノズルから刻々と落ちています。1秒間に0.032g、1時間に114g、1日で2,740gの砂が、コンピューター制御により、悠久に流れ常に時を刻んでいます。
観光スポットのご案内
1.砂博物館仁摩サンドミュージアム
![]() 下から眺める1年計砂時計 |
世界一の一年計砂時計を展示しています。ドラマや映画で主人公の「杏」が母親と訪れ砂時計を買ったシーンとして登場するのがここ『サンドミュージアム』です。ピラミッドの頂点から吊されている一年計砂時計は1トンの砂を一年かけて落とす世界最大の砂時計。砂の体験コーナーとして、仁摩町周辺の浜の砂を使って「砂の標本」を作り、地域によって色や大きさ等が違うことを体験できます。また、自動演奏により軽快な音色が奏でるクリスタルグランドピアノがあり、コンサートや子どものピアノ発表会を定期的に開催し、シンポジウムやサミット、お見合いパーティなども開催され、幅広く活用されています。ガラス工芸を体験できる施設もあり、毎年12月31日には、年男年女達がこの砂時計を反転させ新年を迎える「時の祭典」が行われています。
また、広場には恋愛成就や幸せを願った「もみの木」が植えてあります。お願い事をすると、かなうかも。恋愛成就のおまじないに、また、新しいデートスポットとして期待されています。
![]() ピラミッド遠景 |
![]() 砂博物館 |
2.琴ヶ浜(ことがはま)
この海岸は、歩くと「キュッキュッ」と琴の音のように砂が鳴ることから、「鳴り砂の浜」として全国的に知られています。音が鳴るのは砂同士の摩擦によるもので、ゴミが少ない、粒度が細かく均一といった多くの条件が揃っていないと鳴らないのです。砂浜をきれいに保たなくてはなりません。美しい微小貝を含んだ砂の音は、平成8年7月1日、「日本の音風景・百選」に選ばれ、その9日後には、全国の美しい渚を対象とした「日本の渚・百選」にも選ばれました。また、この浜から生れた「琴姫伝説」はその昔から長く語り継がれています。
ドラマ「砂時計」第1話のオープニングでは、幼き日の「杏」と母親が手をつなぎ歩いている印象的なシーンとして登場します。
![]() 打ち寄せる日本海の波 |
![]() 耳を澄ませば....。 |
『鞆の銀蔵(とものかなぐら)』
日本海と『琴ヶ浜』が一望できる『鞆の銀蔵』で、海の香りが口いっぱいに広がるメニューを食べることができます。一番人気はこの地方で「ボベ」と呼ばれる貝がたっぷり入った「ボベご飯」と新鮮な刺身の定食。イカやエビがたくさん入ったシーフードカレーや海鮮丼もオススメです!
すべて地元の食材を使い、近所のお母さん達の手作りです。また、予約すれば隣接する古民家で民泊もでき、日本海を遊覧船で巡るコースもあります。
![]() ボベ飯定食 |
![]() 古民家外観 |
温泉津温泉
温泉津町の紹介
![]() 温泉津温泉(源泉) |
温泉津はゆのつと読みます。温泉津町は、その名のとおり「温泉」と「港(津)」の町です。世界遺産【石見銀山】で産出された銀の積出港として銀山と共に栄えました。かつては山陰屈指の港町として賑わっていました。温泉津港から山側へと伸びる温泉街にはこじんまりとした家庭的な旅館が建ち並び、当時の面影を残す建物や民家には、鮮やかな赤や黒の伝統的な石州瓦が使われており、1300年の歴史がある温泉の発見は、怪我をしたタヌキが傷口の治療に温泉を当てていたと伝えられています。
ですから、町中の至るところにタヌキの置物や焼き物を見ることが出来ます。2箇所ある源泉が温泉津温泉の特徴であり、共同浴場は2件あります。このうち1軒は2005年9月付けで、日本温泉協会の新基準による審査の結果、全項目「オール5」の天然温泉として認定されています。
![]() タヌキの焼き物。お土産にどうぞ!! |
この古風で鄙びた温泉津温泉街は平成16年7月、温泉町としては初めて国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。また、この地域は中世から隆盛を誇った石見銀の輸出港でもあったこと
から、日本国内14番目の世界遺産「石見銀山遺跡とその文化的景観」に登録されました。
また、石見地方は地下資源が豊富な土地で温泉をはじめ珪砂や瓦の原材料となる粘土の恩恵を受けています。そこで発展したのが瓦産業(窯業)です。古くから“はんど”として親しまれた「水瓶」にも使われ、火に強く凍てに強い原料、特に石見の陶土は、粘りがあってコシが強く、高温で焼くことが可能です。そのため硬くて丈夫で水漏れがなく、耐酸性、耐アルカリ性の高い焼物が作られます。石州瓦は、飛鳥時代の石見国分寺の建立に始まり、江戸時代初期、浜田城築城と城下町建設に造られたのが基盤となりました。江戸時代の中期、雲州地方の来待石(現在の八束郡宍道町)からとれる釉薬を使うことで、石州瓦独特の“赤瓦”として注目を浴び、山陰はもとより北前船によって北陸から遠く北海道にも運ばれていきました。山陰地方には赤瓦の町並みが連なり、この地方独特の風情と景観をかもしだしています。そして現在、石州瓦は日本三大産地の一つとして、西日本を中心に発展しています。
![]() “巨大はんど”と登り窯 |
![]() 温泉津温泉旅館街 |
観光スポットのご案内
1.やきものの里
温泉街の東側の丘に位置するやきもの館は、全国でも最大級の15段と10段の巨大な登り窯や温泉津焼きの資料館があり、焼き物の歴史に触れ、創作体験も出来ます。年2回、春と秋には登り窯に火を入れ、焼きあがった作品を「やきもの祭」で即売しています。この日は実際に使われる登り窯の内部や窯だしを見学することができます。温泉津焼きを全国に知らしめた「はんど」が随所に置かれ、周辺には水簸場(すいひ場:粘土を生成した場所)や登り窯の跡などが残っており、この一帯が窯業で賑わっていた時代をうかがう事ができます。
館内では作家、作陶家の作品や、明治時代に造られた水甕(はんど)、壺、擂り鉢などの陶器、道具、温泉津焼きの資料の展示、温泉津焼きを紹介するビデオの上映を行っています。また、館内の創作室では誰でも気軽に本格的な陶器作りを体験できます。
![]() 最大級の登り窯 |
![]() 登り窯の焚き口 |
![]() やきもの祭り |
![]() 子どもも楽しく陶芸体験ができます |
2.沖泊(おきどまり)
![]() 鼻ぐり岩 |
沖泊は16世紀後半に石見銀山の銀積み出しで栄えた港です。入り江が深く水深も深いため、好条件の天然港でした。所どころに見られる岩に開いた穴や丸く削られた岩は、当時、手作業によって彫られたもので、銀や生活物資を積み出す北前船など運搬に使う船を係留する目的で作られ、「鼻ぐり岩」と呼ばれています。穏やかな入り江の中にあるリアス式の海岸は美しい景観をつくっています。
3.釣り・海水浴・キャンプ
温泉津町の海浜部は、日本海の荒波が磯を洗うダイナミックな土地柄で複雑なリアス式海岸には奇岩があちこちに顔を見せ、入り組んだ海岸線は懐の深い入江をなしています。様々なアウトドアレジャーも楽しむことのできるアクティブゾーンです。西日本有数の磯釣り海岸としても有名な温泉津は、絶好の磯釣りポイントが随所にあり、櫛島、殿島など、各シーズンになると地元はもちろん山陽、九州からも釣り人が集まります。
櫛島キャンプ場は沖泊から海岸遊歩道で約十分、やきもの里から車で五分、櫛島の内湾に面したおだやかなキャンプ場で海水浴、キャンプファイヤー等快適なアウトドアライフが楽しめます。
福光海岸は岩礁や入り組んだ海岸線が多い温泉津の中でも、遠浅の穏やかな砂浜海岸を持ち、福光海水浴場は、良好な海水浴場となっています。
![]() 櫛島キャンプ場で海水浴 |
![]() リアス式の入り江 |
4.「石見神楽(いわみかぐら)」
石見神楽は、島根県西部(石見地方)に古くから伝わる伝統芸能で、その年の豊作や豊漁を祈願し神々に捧げる歌や踊りのことをいいます。 ~その昔、須佐之男命(すさのおのみこと)の暴虐ぶりにお怒りになった天照大御神(あまてらすおおみのかみ)は天の岩戸にお隠れになってしまわれました。すると天高原は暗闇に包まれ、悪行を働く神まで出てきてしまい、困り果てた多くの神々が天照大御神を誘い出すために、岩戸の前で踊りを見せた~という神話が神楽の始まりだと言われています。
時の流れと共に、石見人の気質にあった『勇壮で華麗な舞』として石見神楽は現在に引き継がれてきました。華やかな衣装や表情豊かな面を身につけた人々が太鼓や笛のお囃子に合わせ、神話を題材とした神楽を悠々と舞う姿は観る者を魅了します。お囃子には、テンポの速い八調子のものと遅い六調子のものがあり、石見神楽は八調子の代表的なものになっています。秋祭りの時期になると、石見地方各地の神社では、収穫を感謝して、境内にある神楽殿で夜を徹して舞われる奉納夜神楽があります。この時ばかりは小さい子供も夜更かしが許されるくらい、地域をあげて楽しむ伝統の一つとなっています。
![]() 演目:塵輪(じんりん) |
![]() 演目:鐘馗(しょうき) |
温泉津町は島根県西部(石見地方)で唯一神楽団体がありませんでした。地元有志が1997年に「温泉津町石見神楽同好会」を設立。以降、地域の方々や熱烈な神楽ファンの支援を頂き、2007年には結成10周年を迎えました。平成14年には、神楽の原点を失わないようにと古い神楽団の呼び名である舞子連中の呼称を用い、名前を「石見神楽温泉津舞子連中(いわみかぐらゆのつまいこれんちゅう)」と改め、現在は、奉納神楽を中心に、広島や大阪のイベントにも出演、2004年からは福光海岸において、刻一刻と暮れゆく壮大な日本海の自然を背景に、幻想的かつ優雅に繰り広げられる伝統芸能「海神楽」を講演するなど、日々、石見神楽の保存に向けて精進を重ねています。
温泉街でも、「龍御前神社(たつのごぜんじんじゃ)」などで新春神楽やプレ講演を行い、温泉宿泊客や地元住民を前に、笛や太鼓が奏でる八調子の軽快なテンポに合わせ、勇壮で華麗な舞を披露しています。魂を揺さぶるリズムと神秘と興奮のステージをご覧下さい。
![]() 演目:大蛇(おろち) |
![]() 「海神楽」 福光海岸にて |
5.Cafe&ダイニング路庵(ろあん)
![]() 路庵の外観 |
かつて栄華を極めた「温泉津温泉街」に色気と「石見銀山街道」に活気を取り戻したいと強く想い、願いを込めて今にも崩れてしまいそうな築100年を超える古民家を大改修、「ジャパニーズモダンスタイル」の空間を創り上げた若きオーナー夫婦が営むお店。浴衣を召したまま気軽に寄ることができます。日本酒をはじめ、めずらしい焼酎や梅酒を数多く揃え、ドリンクやアルコールを提供する際のお水は地元「若林酒造」が酒造りに使用している温泉津「高瀬の天然岩清水」を使用しています。また、食材は地元や近隣地域で生産採取された魚肉類、野菜や調味料を出来るかぎり使用し、季節ごとの旬の素材を厳選した無国籍な創作料理が中心で、予算に応じたご予約も可能です。
![]() ボリューム満点!創作料理 |
![]() こだわり焼酎や梅酒がたくさん並びます |
6.KAGURA(かぐら)
温泉津温泉街入口にあるお土産物屋さん。世界遺産「石見銀山」観光で温泉津町へ来訪される観光客の皆様に地元温泉津町や大田市、島根県内特産品や民芸品を販売しています。魔除けや家内安全祈願の石見神楽面も販売しています。また、店内では常時、郷土芸能である石見神楽の特選映像を放映しており、買う楽しみ+観る楽しみを堪能出来ます。各種オリジナル商品の販売や、併設のカフェコーナーでは、自家焙煎珈琲や特濃ソフトクリームを楽しむことができ、非常に人気があります。温泉津町へお越しの際は、ぜひとも寄ってみちゃんさいっ。
7.震湯cafe内蔵丞(しんゆかふぇくらのじょう)
『薬師湯』に隣接するレトロな建物。大正8(1919)年に建てられた薬師湯旧館を改装したカフェです。イタリアテイストのコーヒーやエスプレッソ、カプチーノが人気!デザートも楽しめます。
![]() 白壁が印象的なKAGURA |
![]() 八調子が流れる店内 |
![]() 地酒も販売しています |
![]() 大人気!!温泉津焼きのストラップ |
7.震湯cafe内蔵丞(しんゆかふぇくらのじょう)
『薬師湯』に隣接するレトロな建物。大正8(1919)年に建てられた薬師湯旧館を改装したカフェです。イタリアテイストのコーヒーやエスプレッソ、カプチーノが人気!デザートも楽しめます。
![]() 震湯cafe内蔵丞 |
![]() 温泉マークをあしらったカプチーノ |
8.推拿(すいな)セラピー楽土
ゆったり満喫コースがお勧め!近くの温泉の入湯に必要なバスタオルやアメニティーグッズも貸してくれます。所要時間は、温泉入湯・施術・休憩等を含めて2時間半~。
温泉で温まった後のリラクゼーションは最高!日頃の疲れもしっかり取れますよ。
![]() 入浴セット |
![]() 施術中 |




































































