助かる命を繋ぐ

日本青年会議所

2009年度、LD研修委員会では、事業にメンバー一丸となって取り組み、家庭・仕事・地域において、率先してリーダーシップを発揮する前向きな変化を作り出すための委員会活動を行います

 

私たちは、いつ・どこで、けがや病気、災害などにおそわれるか予測ができません。また、目の前で人が倒れたりけがをすることがあるかもしれません。果たして、このような緊急事態に行動を起こすことができるでしょうか。もし、救急車が来るまで手をこまねいて見ていたら、助かる命を救うことはできないかもしれません。

 

しかし、基礎知識と救命技能があれば、状態を見極め、直ちに適切な応急手当を行い悪化を防いだり、心臓や呼吸が突然止まってしまった人の命を救う救命処置を行うことができます。救急車が駆けつけるまで処置を行い続ければ、高い確率で「助かる命を繋ぐ」ことができるのです。

 

常に防災意識を持ち、緊急の事態に率先して動くことは明るい豊かな社会の実現を目指す青年会議所会員にとって必要なことであり、グループワークによる緊急時連絡網を整備し、救急キットを会員に配布することで、災害時などの緊急事態に備える意識を高め、危機管理について考えていただきます。

 

原田講師より、感想をいただきました

先日1月21日(水)、(社)島根大田青年会議所さんにお申込みいただいた救命講習会には、仕事が終わってお忙しいにもかかわらず、27名の会員の皆さんにお集まりいただき有難うございました。終始熱心に受講して頂き、休憩時間にもたくさん質問が出るなど、皆さんの意識レベルの高さと熱意に大変心強い思いがいたしました。

また、「何とか大田を変えたいと思っているやつらの集まりなんです」というお話も聞き、(社)島根大田青年会議所の皆さんの勢いを感じました。これからの皆さんの益々のご活躍をお祈りしております。

大田消防署 救急救命士 原田 孝

 

「救命講習」委員長所感

1月21日(水)、大田市消防本部において「救命講習」を受講致しました。

会員の皆さんには、年頭より諸会議などが続きお疲れのところ、平日の夜にも関わらずたくさんの参加を頂き、ありがとうございました。

救命講習の講師に大田市消防本部救急救命士の原田様、講師補佐に(社)島根大田青年会議所会員であり、大田市消防団応急手当普及員の資格を持つ金本孝司君のお二人に務めて頂きました。
お二人には、長時間にわたり、汗をかきながらの熱心な指導をして頂き、ありがとうございました。

金本君は普段から災害や防災に関する意識が高く、地元の消防団でも積極的に活動され、これまでにも阪神淡路大震災や隠岐の豪雨災害に単独で出かけボランティアなどを行ってこられました。この意識の高さを今回、会員の皆さんにも感じて頂けたと思います。

 

林理事長挨拶
林理事長挨拶
岩崎委員長挨拶
岩崎委員長挨拶

 

大田市消防本部救急救命士 原田様
大田市消防本部救急救命士 原田様

 

1.救命の場で求められる「リーダーシップ」

2008年11月9日、私は「普通救命講習Ⅰ」を受講し救命技能を習得しました。

2009年度のLD(指導力開発)系の委員長を引き受けるにあたり、その第一歩として受講しました。

講習で、救急車が到着するまで現場に居合わせた人ができる「応急手当」と命に関わる「救命処置」の基礎知識と技能を学んだのですが、その中に、リーダーシップを必要とする要素が含まれていました。

救命技能を持っているといっても、ドクターや救急救命士のように専門の知識や技術はありません。しかし、人の命を救うための行動を起こすことができます。周りに人がいれば、119番への通報をお願いしたり、AEDを持ってきてもらったりと必要な指示を出し、「応急手当」と「救命処置」をすることができます。仮に自分一人しか知識を持った者がいなくても、リーダーシップを発揮し周りの人を巻き込んで行動を起こすことができるのです。

このことは、LD研修委員会が目指す『聡明なリーダーの育成』に結びつく資質であると感じ、本事業を行わせて頂きました。

 

金本君のデモンストレーション
金本君のデモンストレーション
受講風景
受講風景

 

AEDの使用方法
AEDの使用方法

 

2.「救命のリレー」~その第1走者として~

心臓や呼吸が突然止まってしまった人の命を救うためには、まず119番通報をし、救急隊が到着するまでの間に、救命処置、つまり心肺蘇生法を行い、AED(近くにある場合)を使います。

救急隊が到着したら救急隊員に引き継ぎます。救急隊員は必要に応じて高度な救急処置を行いながら、病院へ向かいます。病院では専門の医師によってさらに高度な救命医療が行われます。

この4つの要素、「119番通報」「救命処置」「救急処置」「救命医療」をうまく繋げて命を助ける…これが「救命のリレー」です。つまり私たちは、「119番通報」「応急手当」を担当する第1走者です。

 

人工呼吸中の大谷君
人工呼吸中の大谷君
気道確保と人工呼吸
気道確保と人工呼吸

 

真剣な眼差しの橘君
真剣な眼差しの橘君
終了後の金本君
終了後の金本君

 

3.救命処置と応急手当

救命処置の流れ、心肺蘇生法やAEDの使用方法を、グループ毎に実際に人形を使って実技指導を受けました。

また、実際の現場での経験談などを講師である救急救命士の原田様から伺い、私たちの想像以上に、現場には大変な状況があることを知りました。

そして今回の講習では、青年会議所事業として子どもを対象とする事業も多いため、子どもがケガや病気になった場合の対処法についても学びました。

何かあった時、私たち大人が「大丈夫?」と声をかけると、痛そうなのに「大丈夫」と答える時ってありませんか。叱られるのではないかという不安から、つい「大丈夫」という言葉が出てしまいがちです。ですが、実際には見えない部分で出血をしていたりということもあります。そんな時、「大丈夫?」と大まかな問いかけをするのではなく、「頭痛くない?」とか「痛いところはない?」といった問いかけをすることで、子どもの異変に気付くことができると思います。

 

現場での体験談をお聞きしています。
現場での体験談をお聞きしています。
少々バテ気味の宮本副理事長
少々バテ気味の宮本副理事長
4.応急セットと緊急時連絡先の配布

何の心構えもなく、突然目の前で人が倒れたら、戸惑ってしまうのは当然です。
しかし、一度練習をしておけば、そしてちょっとした勇気さえあれば、人の命を救うための手助けは誰にでもできることです。

今回の講習は、私たちにとって万が一の時に役立つものとして間違いありません。体得した技能を維持し、事故やケガに対応するために最低限必要なもの、そして、消防や警察など主要連絡先の一覧を会員の皆さんに配布しました。

また、講習では、身の回りにある物を代用することで可能な応急法も学びました。(例:買い物袋を止血に利用する)

 

AEDの使用方法
AEDの使用方法

 

5.これからの取り組み

今回の講習で得た技能と知識を、使わない、必要としないことが私たちの一番の願いです。

しかし、今回学んだことを、防災の知識、防災に向けた意識を高めるために活用し、会員活動をはじめ青少年育成事業や対外事業など、地域の方と関わる事業で万が一に備えることに役立てたいと思います。

 

波多野副理事長による謝辞
波多野副理事長による謝辞

 

 

LD研修委員会では、今後も会員が体得した知識を知恵に変え、日常での活用、さらには継続的な取組みを行い、家庭・仕事・地域において率先してリーダーシップを発揮する前向きな変化を創り出す委員会活動を行います。

 

LD研修委員会 委員長 岩崎 和幸

救命処置の流れ(心肺蘇生法とAEDの使用)

 

大田市 防災情報

http://www.iwamigin.jp/ohda/bousai/bousai.html

大田市の消防・救急体制とAEDの設置場所

http://www.iwamigin.jp/ohda/iroha/kyukyu.html